
ガスなどとの併用をご希望される方もいらっしゃいますが、そうすると基本料金が個別にかかり、非効率的です。
全部電気にすることで、基本料金の割引プランのメリットがあります(同様に、全部ガスにした場合も基本料金の割引プランがございます)。
深夜、一般的に電気が使われなくなる時間帯の電気を使うことで、電気代が最大で1/3になります(時間帯別電灯契約)。
この電気を使うことで、ガスよりも安い光熱費で、給湯・蓄熱をまかなうことが出来ます。
高層ビルなどでも、火災などのリスクを考慮し、オール電化にしているところが多いです。
コンロの火が衣服に移るなどの事故も多いですが、その危険性がないので、お年寄りの一人暮らしなどのお宅も安全です。
燃焼自体がないので、以前問題になった、機器の不具合による一酸化中毒なども起こりません。
家事のリスク軽減と併せて考えると、お年寄りほどオール電化のメリットがあるといえます。
昔はよく停電があった気がしますが、最近は、そう滅多に停電もなくなりました。
近年の地震などの災害では、電気の復旧が一番早いとされています。
ガス給湯器でも電気で着火させますので、電気の復旧が最低条件になるのは、ガスも変わりません。
日中は、オフィスなどの利用電気量が多いので、絶対日中の方が電気の使用量は増えます。
なので、社会全体で見れば、発電量は日中に合わせています。昼夜の平均で発電量を合わせると、日中の消費が集中する時間帯に電気量が足りなくなる可能性が高くなる為です。更に、原子力発電所などは24時間稼働しています。ですので、夜間は電気が余っている状態です。
ではこの分の電力で何をしているかというと、実は、その分の電力は水力発電所に行っています。
夜間の余剰電力で水を上に汲み上げておいて、日中にその汲み上げた水を落とす(位置エネルギーとして電力を取っておいている)、ということをしているのです。
こちらのサイトもあわせてご覧ください。
■オール電化住宅とは?(東北電力)
http://www.tohoku-epco.co.jp/n_suggestion2/
電気による加熱機器は、IHクッキングヒーターといい、電磁力で鍋自体を加熱する方法です。
このIHクッキングヒーターには、以下のような特徴があります。
基本、磁石のつく鍋しか使えない。
天盤から、鍋を上げる(離す)と、加熱が止まる。
炎がないので、中華料理などでの「煽り」が出来ない。
ですので、料理しづらいという方も多いのは確かです。
ただし、IHクッキングヒーター自体の火力は、料理を作る上では十分なものです。
事実、やかんのお湯を沸かすのにかかる時間を比べると、ガスよりIHの方が早いです。
これは、鍋自身を加熱させるので、ガスに比べて熱効率が良いのが理由です。ガスだと、鍋の脇に炎がはみ出す分がロスになります。
火力が命と思われる中華料理。昨今の高層ビルは、オール電化が進み、そのため、そこに入っている中華料理屋さんも、実はオール電化で調理しています(ただし、業務用のIHですので、家庭用のものに比べて火力は相当高いという違いがありますが、業務用と家庭用で火力が違うのはガスでも同じですよね)。
IHを使い慣れると、逆に家の中に炎があることに違和感を感じるようになる、というお話も良く聞きます。
IHについてもっとお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。
■IHクッキングヒーター(パナソニック)
http://sumai.panasonic.jp/ihcook/index.html
上記のように調理もオール電化で…となると、抵抗を感じる人もいるかもしれません。
光熱費だけに注目すると、調理機器は、電気も都市ガスもさほど変わりません。
光熱費のメリットは、調理機器よりも、給湯器の方にあるのです。
つまり、光熱費だけを考えると、オール電化と言うより、むしろ、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ式給湯器)だけの導入「スポット電化」が有効です。
オール電化のポイントは、深夜の安い電力を使うことです。これには、蓄熱機能が欠かせません。
蓄熱の欠点は、蓄熱量に限界があることです。
つまり、お宅の断熱性能が低いと、蓄熱暖房を入れても、夕方までに蓄熱した熱量を使いきり、その後に寒くなるという弱点があります。
ですので、暖房も電化となると、家屋全てのリフォームを検討する必要があります。
結局のとこと、簡単にオール電化とはいかないのが実状です。
お宅の構造やライフスタイルによって、メリット・デメリットが大きいのです。
・IHクッキングヒーターの使い勝手
・お宅の断熱性能
などの要因から総合的に判断し、どのように電化を導入するのが一番効果的か、検討する必要があります。
それには、プロの目と知識と経験が不可欠です。
オール電化にしてメリットがあるのかどうかをお知りになりたい方は、無料ご自宅診断をご利用ください。
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